記述式内観タイトル

新スタイル内観法/記述式


はじめまして
記述式内観のサイトへお越し頂きまして、ありがとうございます。

世界情勢を見ても、身近な日本に目を向けても、あらゆる箇所で歪みが生じ、これまでのやり方が通用しない、いよいよ先の見えない時代に突入したという感があります。

このような激動の時代に、荒波を乗り越え、幸せに生きるには、どこに意識を向けたらよいのでしょうか。
 
日々、絶え間なく変化する外の世界?
それとも、自分自身の内側かな〜?
 
40数年も昔の話になりますが、二十歳の頃、インド一人旅の時、ガンジス川の辺(ほとり)に、静かに座って、瞑想している多くのサドゥー(ヨーガ行者/修行者)の姿を見かけました。
 
きっと、彼らは自分の内側に意識を向けていたのでしょうね。
どのような目的の為に、そうしているのかな〜?
 
本当の事(真実)を知りたくて・・・
それとも、幸せを感じたくて・・・
  

 
この世に生まれてきたからには、不幸になりたいな〜
と思う人、誰も居ないですよね。

誰もが、みんな、幸せになりたい!
幸福感、達成感、充実感、安堵感を味わいたい!
 

でも、現実は?
極稀(ごくまれ)には、「私は幸せ一杯ですよ〜」というハッピーオーラの人も居りますが・・・

しかし、多くの方は、何かしらの悩み、苦しみ、トラブルを抱えて暮らしていると思われます。

私自身はブッタ(仏陀)にすごく魅力を感じている者の一人なのですが、そのブッタが語っていた「教え」の1つに「因果」という概念があります。
 
「因果」とは、「原因」と「結果」のことです。
 

どんな結果にも、必ず原因があります。
原因のない結果は、存在しません。
これが、原因と結果の関係です。


となると、人の悩み、苦しみにも、それなりの原因がある? ということになるわけですが・・・

 
その原因とは、何か?
 
仏教の世界では「煩悩」があるから・・ という結論に達するのですが、「煩悩」と言われても、我々一般人にとっては、とても難し話になってしまうので、その疑問を心理学的な視点から考えてみました。
 

心理学の世界では、人の「心」を大きく2つに分けています。
顕在(けんざい)意識 と  潜在(せんざい)意識 です。
 
よく例えられるイメージが、こちらのイラストの「氷山」です。
「氷山の一角」とは、海面上に現れた氷の山よりも、海中に沈んで「隠れている部分」の方が遙かに大きいという意味合いになるようです。
 
このイメージを人の「心」に当てはめてみると、表面上に現れている「心の領域」が、 顕在意識ですが、この 顕在意識は、心全体の5%位と言われていて、残りの95%が 潜在意識となります。
 
今、この瞬間、瞬間に動いている心の動きは 顕在意識となります。たとえば、「お腹が減ったから、何か食べたいな〜」と思う心の動きは 顕在意識です。
 
一方、水面下に沈んでいて見えない部分が 潜在意識ですから、 潜在意識は、日常生活では表面上には現れにくいです。どちらかと言うと、 顕在意識の下(陰)に隠れて、 顕在意識に影響を及ぼしているという感じです。
 
ですので、 潜在意識がどのような動きをしているのか、自分自身でも、それを自覚するのは難しいです。
 
一人一人の心には、 顕在意識と、 潜在意識と、別々の個性を持った2つの意識が同居していますが、必ずしも、両者は同じ方向を向いているとは限りません。ここが1番の問題点、苦しみの原点となります。
 

たとえばですが

・愛する娘を大切に育てたい(顕在意識)
・でも、カッとなって、ついつい叩いてしまう(潜在意識)

 

・人の物を盗むのは悪い事だと理解している(顕在意識)
・でも、無意識的にお店に入ると万引きをしてしまう(潜在意識)

 

・タバコは健康に悪いから吸わないようにしたい(顕在意識)
・でも、そう思えば思う程、タバコが吸いたい(潜在意識)

 

・明日こそ、絶対に学校へ行きたいな〜と思っている(顕在意識)
・でも朝になると気が重くなり、また休んでしまった(潜在意識)

 

・大恋愛の末、みんなに祝福されて、妻と結婚した(顕在意識)
・なのに、この俺が、今、別の女性と不倫関係に。(潜在意識)

 

・家庭崩壊寸前で、ギャンブルを止めると心に誓った(顕在意識)
・でも、そんな自分が、なぜか、今、競馬場に来ている(潜在意識)

 
単に一例ですが、このように、 顕在意識と、 潜在意識と、お互いが「左右逆方向」を向いている場合に、葛藤というか、苦しみが生じてしまいます。
 
仮に、 潜在意識の領域に、悩み、苦しみの原因が存在しているとしたら・・
 
どんなに 顕在意識(意志)の力でプラスの方向へ導こうと努力しても、結果としては、 潜在意識が示すマイナスの方向へと流されてしまいがちです。
 

理性、知性では、何が良いのか、悪いのか、充分に理解している。でも、・・・
わかっちゃいるけど、そうすることができない!」
わかっちゃいるけど、やめられない!」
という事になってしまうようです。

 


「顕在意識」「潜在意識」と、二つの異なる意識から成り立っているのが「心」の本質ですが、幸せな人生を送る為に最も重要な事は・・・
 
仮に、 潜在意識の領域に、幸せな人生を邪魔しようとしているもの、即ち、心のゴミが隠れ潜んでいるとしてら、それらを浄化(消去)する必要があります。
 
エ〜〜 心のゴミ?
いったい、それは、何者なのかな〜〜
 
簡単に申し上げますと
過去に、思ったり考えたりした「マイナスの想念」、または、その時々で味わった「ネガティブな感情」、または、過去の辛かった出来事などは、ただ忘れているだけで、 月日が経っても実際には消去されず、潜在意識の領域に記憶として刻まれてしまいますが、これらのことを総称して、記述式内観では「心のゴミ」と呼んでいます。
   
肯定的な思いやポジティブ感情は残っていても差し支えありませんが、 過去の辛い記憶」「怒り」「憎しみ」「恨み」「恐怖」「不安」「心配」「孤独」「寂しさ」「虚しさ」「悲しみ」「後悔」「罪悪感」「自己否定」「被害妄想」「極端な価値観」 など、これら過去の記憶(ネガティブ因子)は不必要なものなので、記述式内観の研修で消去して下さい。
 
特に気をつけて頂きたい事としては、 ご自分の「親」に対しての「ネガティブ因子」です。これを持ち続けていますと、ご自身の人生に多大なる影響を及ぼす可能性が高いので、是非とも対処して頂ければと思います。

 


では、具体的に、どのようにしたら・・・
その具体的な方法については、別ページをご覧頂ければと思います。
 
参考までに、メニューの上段から1つずつ、順番にお読み頂けると、分かりやすい内容となっております。よろしくお願い致します。