NO.94 漏尽通
前回の気の学校の更新から、だいぶ、月日が経ってしまいました。
その間、世の中では、いろいろな事があり、激変してしまいました。
そして、間もなく、2020年も終わりに近づいています。
新しい年は、どんな流れになってゆくのでしょうか?
前々回は、六神通について書かせて頂きましたが、今回も、その続きを行いたいと思いますが前々回の話を忘れてしまった方は、再度、NO.92 六神通 をお読み頂ければと思います。
六神通ですから、神通には「6種類)あるという事は、当然、ご理解頂けたのではないかと思います。1番、大切なのは6番目の「漏尽通」だということも、薄々、ご理解頂けたのではないかと思います。
試しに、「漏尽通」について、ネットで調べてみたのですが、専門的な内容で、説明が難しすぎて、正直、私のような凡夫には、よく理解出来ませんでした。
たぶん、私と同じような立場の方、他にもいらっしゃるのかな〜〜 ?
ところで、突然ですが、防音室って、ご存じですよね?以前、完璧な作りの「防音室」という空間の中に入ったことがあるのですが、その中に入ると、外からの音が、一切、聞こえなくなります。
「防音室」の特徴は、部屋の「中の音」を、一切、外には出さない。逆に、部屋の「外の音」を、一切、中には入れない。だから、「防音室」の中は、静かなのです。
でも、家の外で、道路工事をしていたら、ガタガタ、ゴトゴト、うるさいです。
しかし、防音室の中に入ったら、外の音は、一切、入ってこられないので、静かなはず!
ところが、防音室の扉が完全に閉まっていなかったら?外の「音」が、防音室の中へ漏れるように入ってくる。
もしも、家の屋根に穴が空いていたら?家の中に「雨水」が漏れて入ってくる。
本来なら、静かなはずの自分自身の「内側」に、さまざまな「想い(雑念)や感情」が、瞬時、瞬時に、漏れ入ってくる。これが、我々の日々の現状ではありますが・・・
もしも、もしもですよ、「漏れ入る事」が尽きたら、すなわち、「漏尽」の状態では、
ただ、ただ、内なる静けさを感じます。
以前に書いた「NO.85 心の垣根」を、まだ、お読み頂いていない方は、
是非、そちらを先に読んで頂いてから、再び、こちらをお読み頂くと、理解が早いのではないかと思いますが・・
https://iyashi.com/b/kig85.html
一切の想い(雑念)が、やって来ない。
感情の波も沸き立たない。
絶え間なく、グルグルと動き回っていた「心(マインド)が、停止して、
ついに、「静けさ」が、自らの内側に訪れました。
このような心境になる事だけを求めて、日々、修行に励んで下さいね。という事を、2500年前、ブッタは、弟子達に伝えたかったのではないのかな〜
この6番目の「漏尽通」を無視して、6つの神通力の内の1番から5番を先に求めると、時には、修行そのものが失敗してしまうこともある。と、ブッタは、厳しく指導していたようですよ。
私個人の見解としては、人が幸せになる為に、1番から5番目までの神通力は、必ずしも必要な事ではありません。
能力を求める事自体は、けっして、悪い事ではないのですが、ただし、1番から5番目までの神通力(能力)は、霊的器官であるチャクラと関係しています。
それに対して、
ピアノが上手くなりたいな〜〜
英会話が上手くなりたいな〜〜
これらも能力の内の一つではありますが、ただ、神通力(1番〜5番)と異なる点は、チャクラとは、一切、関係のない能力です。
このような能力ならば、大いに求めて頂いても結構な事なので、能力アップの為に、日々、努力して欲しいと思いますが・・・
ですが、霊的器官であるチャクラと関係している能力開発に関しては、リスクがとっても高いです。
平成元年より、群馬県沼田市で、今の仕事を始めて以来、さまざまなお悩みの方が、癒しクリエーションへ、ご相談にいらっしゃいましたが、意外と多いのが、霊的器官であるチャクラに関する能力開発に励んだ結果、精神的に不安定になった。一般的には見えないモノが見えるようになった。または、聞こえるようになった。などなど
身体的には、通常では考えられないような、不可解な異変が生じる。
という事例でした。
このような場合、通常の精神不安定な状態とは異なり、または、通常の肉体的な病気とは異なり、状態改善するのが、とても困難な状況となります。
時には、改善不可能ということもありますし、下手をすると、「一生を棒に振ってしまう」ような事(沢山、このような方々を見てきました)にも成り兼ねませんので、私個人の切なる願いとしては、霊的器官であるチャクラに関する能力開発、即ち、神通力(1番〜5番)は、求めない方が賢明かと思います。
それでも、チャクラに関する能力を求めたいのでしたら、それなりに、しっかりとした指導が出来る先生に付いて、指導をして頂く必要がございますが、ただ、そのような先生、今の世の中、いらっしゃるのかな〜?
過去の時代は、インドとか、チベットとかに存在していたという噂を聞いた事もありますが・・・実際に、そのような聖者に、お会いした事がないので、実際のところは分かりませんが・・・
6番目の「漏尽通」でしたら、特には問題はないので、求めるのでしたら、
是非、是非、6番目の「漏尽通」の内なる静けさ。