NO.98 念

 
こんにちは
本日も極めて真面目な話をしたいと思います。(笑)
 
」という文字をよく見て頂くと
」という文字の下に「」という文字があります。
 

「今」の「心」が、「念」
「念」とは「今」の「心」

 
なんとなく、分かるような、分からないような・・
なんだか、今回の気の学校はいつもより理解するのが む ず か し い ?
 
たとえばですが、
今、「ビールが飲みたいな~」と、思ったとします。
心が、今、そう思っているのですから、
ビールが飲みたいな~という思いは「念」という事になります!
 
なんとなく~ 軽い気持ちで
ビールが飲みたいな~ と思った時の「念」は弱いです。
 
夏、喉がカラカラになって、何が何でも
ビールが飲みたいな~ と思った時の「念」は強いです。
 
何か思うこと、すなわち「念」のことですが、「念」には「力」の強弱があります。
 

「念」と「力」と、2つの文字を合体させると「念力か〜〜」

 
「念力」というと超能力の一種のような特別な存在のようにお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、日々、我々が心の中で何かを想っている事自体が「念力」なのですね。
 
という事は、我々人間は「念力使い」なんですね〜
魔法使い」ではありませんよ(笑)
 
念には、物事を現実化させる「心」の「力」が含まれています! 
「心」の「力」の事を、英語では、マインドパワーと呼びます。
」→「マインド」 「」→「パワー
 
何かを思う事で、このマインドパワーが働き、時間の経過と供に、多かれ少なかれ、物事が現実化されてゆきます。マインドパワー(心力)が強ければ強い分だけ、物事を実現させる可能性は高くなるということですよね。
 
3億円宝くじが当たりますように | 
強く、強く、強く念じれば、当たるかもしれませんよ〜〜 
マインドパワーは物事を実現させるからです。
 
逆に、嫌な事を思えば、イヤ~~な結果が現れてしまう?
イヤ~~ それは困ったな〜
いや~ 冗談を言っている場合ではないのです。大変な事なんです!
 

マインドパワーには、良いことも悪いことも、おかまいなしに物事を実現させる働きがあります。

 
愚痴、文句、怒り、不安、恨み、不満、泣き言、悪口、などなど、これらはすべてマイナスの「念」です。日々生活の中で気づかぬうちに、さり気なく想うマイナスの「念」が、知らず知らずの内に自分自身の潜在意識の中へと染み込んで蓄積されてしまうのです。
 
この事実をしっかりと理解出来ずに、ただただ漠然と幸せになりたいな~ と願っているだけでは、なかなか幸せには近づけないのです。
 
たとえばですが、あなたが1ヶ月前にある出来事に対して、もの凄い怒りを感じたとします。でも、それから1ヶ月経った今、その事は完全に忘れていたとしても・・・
 
忘れているのは、あなたの顕在意識(表面意識)であって、その時の怒りの「念」は、雨が地面に染み込んでゆくように、あなたの潜在意識の中へ染み込んでゆきます。
 
以前、ある男性から職場で悪戦苦闘しているとのご相談を頂きました。
何をやっても裏目に出てしまい、仕事が上手く捗らない。失敗の連続で、上司には叱られ、同僚の足を引っ張ってしまう。などなど、自信喪失の日々との事でした。
 
その方の思い癖ですが、なにか事あるごとに、
「自分は何をやってもダメな人間だ」
「自分は何をやってもダメな人間だ」
「自分は何をやってもダメな人間だ」
「・・・」
 
と、1日に100回位は、自己否定の思いを持つらしいです。
1日に100回 1年間だったら、合計36,500回か〜
ワ〜〜 もの凄い数の「数量」になってしまう。(ニガ笑)
 
仮に、1回1回は微々たる「念」だったとしては、
思う「回数」が多くなると、それなりのパワーの「念」になってしまいます。
 
もし仮ですよ。このような「念」で10年間暮らしたとしたら・・
イヤ〜 ゾッとするような強大な「念」になってしまいますよね〜
 
1回、1回の「念」は微々たるものだとしても、
3億円宝くじが当たりますように | 
3億円宝くじが当たりますように | 
3億円宝くじが当たりますように | 
・・・と、
何度も、何度も、何度も念じれば、当たるかもしれませんよ。
 
話を戻しますが、
この男性が、心機一転を目指して、新たな職場へ転職したとします。
前の職場では、まったく良い結果が出せなかったが、今度の新しい職場では、頑張って、必ず良い結果を出してやるぞ〜 と、意欲的に仕事に取り組んだとしても・・・
 
ここで気になるのは、彼が過去10年間で蓄積した自己否定の「念」の「数量」です。目に見えるモノではないので確認が出来ませんが、不思議なもので、念とはそれを意図的に消さない限りは、永遠に存在し続けてしまうという性質があります。その際、同じ波長の念同士で、想念エネルギーの集合体(塊)を形成します。
 

恨みの念は、恨みの念の集合体
悲しみの念は悲しみの念の集合体
喜びの念は喜びの念の集合体

 
タバコの煙は時間の経過と供に拡散しますが、逆に、「念」は凝縮して、一箇所に集まるという性質がありますので、念の塊(想念エネルギーの集合体」が誕生してしまうという事になります。
念の塊 → 念塊造語/小野賢一作  辞書で調べても出てきません)ですよね。
 
この念塊こそが、とってもヤバイです。
彼の「今の心」は、即ち、彼の「念」は、今度こそ、仕事で成功したい | 
つまり、彼の顕在意識はプラス思考 !
 
でも、彼が過去に作った自己否定の念塊が
彼の潜在意識の中で強大な力を発揮する程にまで成長していたとしたら、
 
顕在意識では、プラス思考
潜在意識では、マイナス思考
 
どちらが勝つのか、通常は、顕在意識(表面意識)の今の思い(念)よりも、潜在意識に溜め込んだ過去のマイナスの念塊の方が圧倒的に強いです。
 
そうなると、心機一転を決意して、せっかく転職したにも関わらず、新しい職場でも前の職場と同等に上手く行かなくなる可能性が大かと思われます。
 

誰もが願う幸せ。
でも、現実は、必ずしも、そうはならない。
何故か?

 
過去のマイナスの念塊が、今の生活に悪影響を及ぼしているという事になってしまうのです。
 
自己否定以外にも、自分自身の人生の足を引っ張る「念」は、他にたくさん、ありますよ。
 
事あることに口癖で、ぶっ殺す ぶっ殺す ぶっ殺す と、つぶやく人、居ますよね。これ、とってもヤバイです。
 
もちろん、本気で「誰かをぶっ殺したい!」とは思ってはいないでしょうけど。
でも、日々、ぶっ殺す、ぶっ殺す、ぶっ殺す と「念」をつぶやいていると、「ぶっ殺す 」という、とても厄介な念塊が形成されてしまうのです。
 
例えばですよ。
そのような人が、車を運転していたとしたら・・・
交通事故を起こしたときに、人身事故で相手の人を・・・
一度、作られた念塊は、それ相応の結果を現しますから、本当にヤバイです。
 
また、例えば、
事あることに口癖で、死にたい 死にたい 死にたい と、つぶやく人、居ますよね。
これもとってもヤバイです。
 
いざ、病気になって治りたいと思った時に「死にたい」念塊が、回復の足を引っ張りますし・・・
 
細かく例を挙げ始めると切りが無いので、この辺で止めますが・・・
 
我々は、日々の生活で、瞬間、瞬間、今の心(念)が、今後の人生のシナリオを書いている。という事を理解して頂く事ができれば、このページを製作した私としては嬉しい限りでございます。
 
だいぶ長い文章になってしまったので、そろそろ書くのを終わりにしたいと思いますが、本日のまとめとして、日々の生活の中での一瞬一瞬の「念」が、今後の人生を方向づけてしまうので、マイナスの「思い」が心の中に浮かんで来たら、それに「気づいて流すこと」を、是非、是非、やって頂ければと思います。
 ※「気の学校 NO.70 思いを流す」を参考にして下さい。
 
では、すでに潜在意識の中に溜めてしまったマイナスの「念塊」は、どう処理すればよいのかな〜?
 
最も楽な方法としては、癒しクリエーションで提供しています「記述式内観」をお薦めします。
 
記述式内観には、本内観、サブ内観、対話式内観と3つのセッションがございますが、本日のテーマにお薦めなのは「サブ内観」かもしれません。
 
記述式内観では過去に溜め込んだマイナスの「念塊」を処理する事が可能です。詳しくはこちらLinkIcon