NO.91 習い方のコツ
今年の夏は、短期間ではありましたが、暑かったですね~
本日は、8月23日。
ここ数日、私が住んでいる沼田市は、朝晩は涼しくなってきました。
昨晩も、虫が鳴いていましたし・・・
え~~ もう、秋?
いや、これで夏が終わってしまうのかというと・・・
もしかしたら、また、暑さがぶり返してくるかもしれませんが。
でも、確実に秋が近づいている!
そして、待望の冬。
すみませんね~~ 独り言で。
この時期になると、とっても、雪が懐かしくなるんです・・・
そうなんですよ。
趣味で、スキーをやっているので。
「お前、バカじゃないのか?」
「怪我をするからやめた方がいいよ~~!」
「お前、いくつ(年齢)になったと思っているか?」
などなど、周りから、冷やかされたりもしているのですが、
年甲斐もなく、あの激しく動く「モーグル」というスキー競技に興味を持ち、52才の冬に、モーグルスクールに通い始めました。
モーグルって、なんぞや?
という方は、以下をクリックして、動画をご覧頂きますと、なんとな~く、コブ(凸凹斜面)を滑るって、こんな感じなのかな~? と、多少なりともご理解頂けるかもしれません。
YouTube動画
https://www.youtube.com/watch?v=R2pj7aXvwbA&t=96s
最初にモーグルスクールの門を叩いてから、もう、7年にもなるんだ〜〜
それ以前も、近隣には沢山のスキー場があるので、家族では、時々、スキー場へ行くこともあったのですが、でも正直なところ、それ程、スキーに興味もなく、単なる家族のレジャー程度という位置づけだったと思います。もちろん、コブ(凸凹斜面)など、まったく、滑れませんし・・・
公には初公開になるのかもしれませんが、
若い頃、何よりも好きだったのは「雪」ではなく「空」でした。
30~40才台の頃は、ひたすら、パラグライダーで空を飛んでいました。
以下のYouTube動画は知人が経営しているパラグライダーエリア
https://www.youtube.com/watch?v=brR_d8Iba9Y
意外とパラグライダーについての正確な情報は世の中では知られていませんが、飛行技術が上達すると、自然の風の力だけで、何時間も空を飛ぶ事が出来ますし、飛行距離だって、気象条件さえ良ければ、上空3000mm越えもありますし、飛行距離だって、100kmを越える可能性を秘めた魅力的な世界でした。なので、正直なところ、スキーにはまったく興味がなかった!
見えない空気の動き、いわゆる、風を感じながら、「天の氣」を意識して空を飛ぶという事自体が、私にとっては気功の世界との共通点が多く、感覚的にも、とても楽しかった。
もしも機会がありましたら、空を飛ぶ魅力については、別の時にお話しできれば幸いです。
今日の話題はそれではないので、話を元に戻しますと、
ある事をきっかけに、モーグルを始めたのはいいですが、実際のところ、今まで一度もやったことがないし、最初の1~2年は、コブ(凸凹斜面)に対して、どう滑ってよいものやら、1日の中で、ゴロンゴロンと何度も転がってしまう有り様で、悪銭苦闘の日々でした。
子供の頃からやってきたわけではないし・・・
50才を過ぎてからでは、やっぱり、遅すぎる。
無理かもしれないな~
と、何度も心が折れそうになりながらも、続けて来た結果、いろいろな発見がありました。
その中の一つを、本日、お伝えしたいと思って、文章を書いているわけなのですが・・・
たかが、コブ斜面(凸凹斜面)を滑るだけなのにと、思われるかもしれませんが、
仮に、10人のモーグルのインストラクター(先生)が居たとしたら
10人全員が異なる見解(視点)を持っていて
10人全員の滑り方が多少なりとも異なっていて
10人全員が・・・
まさに、十人十色 ということした。
これは重大な発見
つまり、
誰から教えてもらっても、同じで結果にはならない
誰に教えてもらうのかによって、習い手の将来が決まる。
いやいやいや~ ヒーリングの世界とまったく同じだ!
ネットで検索すると、数え切れない位のヒーリングスタイルがあるかと思われます。
そして、それを、習う事が出来る時代でもあります。
一見、とっても、便利な時代になった。
でも、誰に習うのか?
それによって、とても素晴らしい未来を実感できる事もあれば、
逆に、自分自身の個性が封印されてしまう。
ということも起こるわけで。
新たな世界(モーグル)に踏み込んだ最初の1~2年は、右も左も分からずに、手当たり次第に、あちこちのインストラクターに教えてもらいました。
Aさんからは、A流の技術を習い、Bさんからは、B流の技術を習い、Cさんからは・・・
A+B+C= 沢山の事が身に付くだろう?
という発想の元に、今現在、お世話になっている師匠(Hさん)との出会うまでに、なんと、10人程のモーグル関連のインストラクター(先生)からレッスンを受けることになってしまった。その為に、各地のスキー場を転々と歩き回ってしまったわけです。
しかし、師匠のHさんに出会った事により、
「ヒーリングの世界」と「モーグルの世界」と、実は、まったく、同じなんだ!
という事を、しみじみと悟りました。
師匠のHさんに出会うまでは、
A+B+C= 沢山の事が身に付く
・・・・という考え方の元で、何も問題は感じませんでした。
もちろん、それで、ある程度は、コブ(凸凹)斜面を滑る事もできるようになり、結果的には、満足していましたし・・・
しかし、Hさんから習い始めて感じた事は、今までの先生方とは、まったくの別次元!
これまで良かれと思っていた一つ一つが、Hさんの目から見ると、良い評価にはならず、むしろ、逆に、更なるレベル向上のためには、足枷になってしまう事になる。
もしもこの先も、Hさんから習い続けるとしたら、今まで習ってきた事を、潔く捨てなければ、次には進めないような気がしてきました。
いやいや、参ったな~~
重大な選択肢を迫られた気がする。
最終的に、私自身が出した結論としては、
今まで習ったことをすべて捨ててでも、「Hさん、一筋で行く!」という決意を固めました。
当然のことながら、今までのやり方をすべて捨ててしまったのですから、また、一からの振り出しに戻ってしまったというか、新たに習い始めた「Hさん流」の滑り方には慣れておらず、当然の事ながら、コブ(凸凹)斜面を滑る事が出来なくなってしまい、まったくの初心者状態に戻ってしまいました。
でも、なんとな~く
この先生(Hさん)に、ついて行けば、これまでの過去の先生達の元に居続けたいたのでは、絶対に得る事ができない「何か」を、Hさんの元で得る事ができる!
そう、感じたので、今まで、Hさんの元でやり続けた結果、
予感的中というか、ありがたいことに、
ガッ ハッ ハッ ハッ ハッ ハ~~~~ 今現在に至っております。(ニガ笑)
いよいよ、本日の本題ですが、
大きく分けると、習い方には、2つのタイプがあるようにと感じます。
話を進める前に、最初に結論を先に申し上げておきますが、習い方には、2タイプありますが、どちらが優れている。という優劣をつけるものではありません。時と場合によって、この2つは、使い分けて下さいね。では、よろしくお願い致します。
(1)Xmasツリータイプ
A+B+C= 沢山の事が身に付く
(2)空ビンタイプ
自分を空っぽにして、新しいものを入れる
(1)のXmasツリータイプの特徴としては、
「今、在る」状態が土台(もみの木)となり、その土台である「もみの木」の上に、新ネタを飾り付けてゆく。・・・というような感じかな~
言い換えると、
私(もみの木)という土台の上に、さまざまな知識や情報、技術などを上乗せしてゆく作業をする。とでも言うのかな~
この場合、仮に、どんなに沢山の事を自分自身が身につけたとして、基本となる土台(私自身)は、中心に存在し続けるわけですから、真の意味で、自分自身を根底から変革する事はできません。
ということは、「私」という枠を越える事が、至難の業ということになってしまうかもしれません。
常に、「私」という枠の中での世界に居続けることになってしまうようです。
話がずれますが、ちょっとだけ、ぼやきますと
今、私が、この瞬間に感じている事を、言葉(文章)で表現するのは、とっても難しい。という心中にいます。お伝えしたい事の30%も表現できていな感じがします。トホホ~
さて、愚痴を漏らしたところで、再び、本題に戻りますが、
Xmasツリータイプにも、良き特長は沢山ありますので、両者は使い分けが大切かもしれません。
たとえば、今現在、マッサージのお仕事をされている方が、更に技術を増やすために、整体の技を習って身につける。という事も、それに該当するのかと思います。更に、リフレクソロジーも習って、さまざまなお客様のニーズに応えられるように・・・
とっても、いいんじゃないのかな~!
これって、まさしく、Xmasツリータイプの利点ですよね!
まとめると、Xmasツリータイプのイメージとしては
増やす、肥やす、膨らませる、太らせる(身体ではありませんよ)
呼吸で言ったら、吸い込むイメージ。
次に、空ビンタイプの特徴ですが、
私が、私が、この私が・・・ という私(自分)を捨てる。
もしくは、自らが所持してきたもの(価値観、判断、過去の経験等)を、一次的にでもいいので、手放す。捨てる。もしくは、脇に置かなければ、ビンが空っぽにはなりません。
当然、先には進めない。という事になります。
たとえば、モーグルの例え話で言えば、
師匠(Hさん)が、
「今、小野さんがやったこと、間違っていますよ」と、アドバイスされたとて、
その際、私(小野)がですよ。
「いや、でも、過去に教えてもらった先生によれば、それで良かったと評価されたんですけど・・」と反論したら、
師匠(Hさん)の選択肢として
「だったら、私の処で習うよりも、前の先生の処に戻ったらどうですか?」
ということになりますよね。
師匠(Hさん)の役割としては、
すでに小野が身につけてしまっている「何か」を、捨てさせようとしているわけですから・・
空ビンタイプを目指すには、私(自分)を捨てる覚悟が必要です。
呼吸で言ったら、最初に、息を全部、吐き切って、その後に息を吸う。
というイメージですかね~~
たとえばですが、牛乳ビンの中に「牛乳」が入っているとします。
その牛乳ビンの中に「牛乳」でなくて、「ジュース」を入れて欲しいな~~ と思ったら、
ビンの中の「牛乳」を出さない限り、新たに「ジュース」を入れる事はできません。
「ジュース」を入れたかったら、まずは、ビンの中を空っぽにする事。
時々、実際に起こることなんですが、癒しクリエーションでは「記述式内観」という企画を行っているのですが、それに参加される方の中に、我々スタッフ側が指示したように、やって頂いているというよりは、むしろ、自分流(自己流)でやろうとする方がいらっしゃるのですが、その場合、はっきり申し上げ、「すみませんが、よい結果は望めませんが・・・」ということになってしまうのです。
そんな時、我々スタッフ側の心中としては、
とりあえず、自分流(自己流)のやり方は脇に置いておいて、我々が指示する通りに、素直に、やって頂けると、事がスムーズに流れて、ありがたいのだけれどな~~
とは思うのですが、
でも、相手の方の意志を尊重しなければなりませんし、強制的に事を進めるわけにもゆきませんから、ただただ困ってしまう。トホホ~ というのが、正直な感想です。
「自分流」を貫き通そうとする際の「弊害」とでも言ったらいいのかな~?
ただ、不思議な事に、この事がですよ。
当事者さまにとっては無意識的に起きてしまっている場合が多く、残念なばら、ご当人さまが、まったく気づかず、自覚のないままに「自分流」が勝手に動いてしまっていることなので。
ウン~~~~ 何とも言えない、微妙な気分!
もちろん、すべての場面において、空ビンになってもらう必要なないとは思いますが、時によっては「空ビン」になって頂けないと、
「あなたの中には、これ以上、何も入らないですよ。本当の事が!」
ウン~~~~ 生意気な事を申し上げて、申し訳ありません。
ちなみに
癒しクリエーションの「ヒーリングセミナー」を受講して頂くとなると、
はたして、どちらが、いいのかな〜 ?
Xmasツリータイプ それとも 空ビンタイプ
最後に締めですが、
最初に申し上げましたが、この2タイプの学び方、どちらも優劣は付けがたいので、臨機応変に対応して下さいね。良きご理解を頂ければ幸いです。
おまけ
お陰様で、60才になりましたが、元気でやっています。
たぶん、初の事だと思うのですが、動画配信致します。
YouTubeはやっていないので、別手段となります。
動画内でコブ(凸凹斜面)を滑っているのは、すべて、この私です。
動画の後半、赤い帽子を被っている方が師匠のHさんです。
ちなみに、動画の撮影は家内です。
仕事がオフの時は、いつもこんな感じで「気」とは一切、かけ離れた生活です。
ほとんど文章ばかりの気の学校なので、たまには、いいのかな?
つならない動画で恐縮ですが、以下(URL)をクリックして頂くと、
60才のおっちゃんの奮闘振りが、ご覧になれます。(ニガ笑)
http://www.iyashi.com/douga/hara.mp4
もちろん、夏の時期も冬に備えて、トレーニングをしています。
以下、こんな感じ。
http://www.iyashi.com/douga/hara2.mp4