NO.88 心のベクトル
まだ、5月だというのに、だいぶ暑くなってきましたね。
今年は雪解けが早かったのですが、これも異常気象の現れなんですかね〜?
趣味でスキーをやっているのですが、雪解けの早さは、我々、スキー愛好家にとってはボディーブローのように効きました。
もちろん、それで食っている業界の方々にとっては死活問題です!
いや〜 昨晩は、暑くて、寝苦しかったですよ。
さて、今日のお話は、とっても、む ず か し い ?
実は、数学的な内容なのです(笑)
私事で恐縮ですが、この私、どう見ても、数学的なセンスがあるようには見えないでしょう!
でもね〜 自慢してもいいですか!
中学生の時ですが、数学だけは、ずば抜けていて、その当時、数学の先生から「君は将来、数学の世界でメシを食って行けると思うから、頑張りなさい・・・」などと、進路についてのアドバイスを受けたのですが、その時、すでに私の心の中では、やりたい事が決まっていたので・・・
そのやりたい事が、高校を卒業したら上京し、プロスポーツ選手になる。ということだったので、高校時代の3年間は、運動部の活動に、日々明け暮れていたので、成績はガタ落ちで、卒業するのがやっとでした。トホホ
文系のセンスは幼少の頃よりほとんど無く、また、興味もなく、とにかく、活字を読むのが大の苦手で、親からは、小遣いをあげるから、漫画の本でもいいから買ってきて、とにかく読むように。とまで言われたのですが、でも、1冊も漫画を読むこともなく・・・
時々ですが、ホームページの読者の方から、
「文章、とても読みやすくて、いいですよ」・・・ などなどと、ご好評頂くのでありますが・・・ 当人としては、正直、まったく自信はございません。
ただ、何となく感じるですが、こうやって文章を書き始めると、何かにサポートされているような気がする。
エッ、それって、なに? もしかして神様? やばいかも! それとも錯覚!
エ〜〜 そんな大それた事ではないのですが、正直、よく分からないのですが、なんとなく、サラサラと文章が降りてくるような・・・ なんとも不思議な感じ・・・
エッ、それって、カッコよすぎませんか?
そうですよね〜 カッコつけすぎ かも!
ところで、私が書いている文章って、本音のところ、読みやすいのかな?
何を、くだらない事を、ダラダラと話しているのか?
は な し が 先 に 進 ま な い !
それでは、以下のイラストをご覧下さい。
本日のお話は「ベクトルもどき」でございます。
学生の頃に習ったような、X軸、Y軸の座標軸のイラストですが、まず、最初にご確認頂きたいのは、黄色の矢印。
始点(0、0)から、
横軸(X軸)ですが、右へ4つ
縦軸(Y軸)ですが、上へ2つ 移動した先に「終点」があります。
次に見て頂きたいのが、青色(黒っぽく見える?)の矢印。
黄色と重なっているので分かりにくいですが、矢印が向かう方向としてはどちらも同じ。ただ、矢印の長さが半分です。
これは何を意味するのかといいますと、方向はまったく同じでも、力の大きさが違う。と、この場ではご理解頂ければ幸いです。
更に続けて、ご説明させて頂きますと、赤色の矢印は、長さは黄色と同じですが、つまり、力は同等ですが、方向性が異なります。
なぜ、このような話を、この場へ持ち込んできたのかと言いますと、自らの心を健全に保つには、「心の有り様」として、想い、または、感情には、「方向性(質)」と、「強さ(量)」の両面があるという事をご理解頂き、そして、それを日々の生活の中で意識してゆくことで、自らの内側に浄化作用が起こる。という事実があるからです。
想念(想い)や感情には、「質」と「量」の二面性があります。
まずは、「質」の話から始めますと、
黄色の矢印と赤色の矢印とは、「量」としては同じですが、方向性が異なっています。
たとえば、世間一般的には、プラス的な思考、マイナス的な思考と区別したりする事ができるかもしれません。
自分は、何をやってもうまく行く。
と、数値的に「2」の力で思う場合と、
自分は、何をやってもうまく行かない。
と、数値的に「2」の力で思う場合と、
思う力の強さは同じでも、方向性がまったく異なっていますが、このように想いの「質」に関しては、世間一般でも、さまざまな話題として取り上げられたりするので、皆様、よくご存じの内容ではないかと思います。
不思議なもので、プラスの想いを常に持っていると、その人は、実際にプラスの方向へ事が進み。逆の場合には・・・ と、なってしまう訳です。
想念の力は、モノを生み出し、モノを創造し・・という事に繋がりますので、どちらの方向へ、自分自身の想念(想い)が向かっているのか、それをしっかりと意識しておいた方が賢明なのかな〜 と思います。
もし仮に、望んでもいないのに、 マイナスの想いが、心の中に、フワ〜〜 と浮かんで来たら
その時こそ、勝負の時!
アッ 今、マイナスの想いが流れて来た! と気づいた瞬間に、その想いを流して頂ければと思います。
たとえばですが、「自分は、何をやってもうまく行かないな〜」 という想いが来た。そして、それに気づいた。
次の瞬間に、「流します」と、ひと言、心の中で思えば、そのマイナスの想いは自分自身には定着(付着)しないで、宇宙のゴミ箱へと流れてゆき、その想いは自然に処理(消滅)されます。
でも、その作業を怠ると、そのマイナスの想いのエネルギーが、自分自身のカラダ(肉体&エネルギー体)に染み込んでしまいます。
ですので、要注意です!
と、このような内容は、気の学校においても、過去に何度か、お伝えさせて頂いたような気がするのですが・・・
本日、あえて、「ベクトル」という難易度の高い話を持ち込みました「その理由」としては、「想い」や「感情」を意識する際には、「質」以外にも、「量」を意識して頂ければと思うからであります。
黄色い矢印は、青い矢印の2倍の量(強さ)がありますから、想いが強ければ強いだけ、その想いは実現して参ります。
だったら、弱い想いよりは、強い思いの方がいいのかな? と思えてしまうのでありますが・・・
そこで、
「ちょっと、待った!」
と、「野次が飛ぶ」のが、この気の学校の「クセがすごい」と言われる由縁でございます(ニガ笑)
いや〜〜 参った! 余談ですが、私も家内も、お笑い芸人の「千鳥」の大ファンなのです。
ところで、 「千鳥」って、ご存じですか?
話が度々、ズレてしまいますね。戻ります。
確かに、想いが強ければ強いだけ、物事は現実化する傾向にはあります。
でも、でもですよ。想いが強い事、即ち、幸せに近づく事なのか・・ と言いますと、
ここから先の内容は、私自身の単なる一個人としてのバカげた見解ですので、それが正しい事なのか、それとも、間違っている事なのか、まったく、分かりません。
ただ、そう感じるだけ。という極めて無責任な立場での発言ではございますが・・・すみません。
どんなに素晴らしい方向性を持っている想いでも、本当は、想いは強くない方がいいのかな〜〜 と、長年の修行の結果(?)、そう感じられる心境に至りました。
想いが強ければ強いほど、言い換えれば、自分自身のマインド(心)のパワー強ければ強いほど、何でも、自分自身が想い念じる事は実現して参ります。(マインドの法則)
でも、自分自身の想いの強さによって作り上げられた現実、すなわち、マインドの力によって成し遂げられた現実に対しては、正直の処、自分の力(努力や方法等も含め)でやり遂げたんだ。という気持ちが必ず陰に潜んでいますから、どこかに緊張感(力み)がございます。
「我が身を天に委ねる」とは、逆の感覚であるような気がしています。
世の中を見渡してみると、大きく、二つのタイプがあるという事に気づきます。
(1)自分の想い、自分の努力や方法によって
物事を実現したと感じられる場合
(2)自分からは望んでもいないのに、気づいたら、
自然にそうなっていたと感じられる場合
前者と後者では、緊張感というか、力み度合いが、全然、違います。
スポーツでも音楽の世界でも、どの世界でも、あらゆる世界で、「力を抜くのが秘訣」と言われていますが・・・
だったら、人生を生きる上でも、力を抜いてみようかな〜〜
どうやるの?
言葉にするのは難しいですが、
ひと言で言うと、「天に身を委ねる」
そんな感覚なのかな〜〜?
それには、どうしたら良いのかな〜?
具体的には、自分自身の想いの力(量)に気づく事ですかね〜
「あ〜〜 喉が渇いた。一刻も早くビールが飲みたい!」
という場合の想いの強さと、
「なんとなく、ビールでも飲むかな?」
という場合の想いの強さとでは、
同じ方向性(ビールを飲みたい)の想いであっても、想いの強さ(量)には、だいぶ差がありますよね。
その想いの強さに気づく事ができると、実は、自分自身の心の垣根が、ドンドン薄くなって参ります。詳しくは、気の学校 NO.85 心の垣根をご覧下さい。
以下のURLをクリックすると、ご覧頂けます。
http://www.iyashi.com/b/kig85.html
プラスの想いであれ、マイナスの想いであれ、どちらにしても、想いは想い。
前にも書きましたが、想い は、おもい すなわち、重い であります。
昔の人は、
「人は、思えば思うほど、重くなってしまう」
というこの事実を、直感的に実感されたのではないのかな〜 と思われます。
なので、「想い」のことを「おもい」と読み、同じ発音で「重い」という別の意味を付け加えたのかな〜?
心の垣根が分厚くしっかりしている人は、ある意味、マインドパワーがとっても強い人です。ですので、当然、その人が思う想いのエネルギーも強いです。物事は叶うと思います。
ですが、私個人としては、もっと自然に、もっと気楽に生きられる道があるのかな〜 と、変な事を感じてしまうのであります。
本日はこの辺で失礼致します。