NO.48 中心

 
心を落ち着かせる方法として、中国系では丹田に意識を集中するといいですよ。と言われています。丹田とは、人体の重心のある場所とでも言いましょうか。身体の中心ですよね。
 
丹田の場所については、後ほど、触れますが、仲間とある実験をしました。興味がありましたら、真似して実験してみて下さい。実験には、自分を含めて、3人の人が必要です。仮に、自分が被験者になったとします。それと、実験者。そして、干渉役の3名。実験にはOリングテストというものを利用します。
 
Oリングテストですか? 不親切ですみません。検索エンジン等で、「Oリングテスト」と検索して頂くと、きっと親切なHPに出会えると思います。よろしくお願い致します。
 
まず、実験者が被験者の私の手を操作して、Oリングテストを行いました。
どのくらい、力が充実しているか、調べてみました。
グッと、力が入りました。
 
次に、私の側に、干渉役の人に来てもらい、そして、私の身体に触れてもらいました。
この時点で、もう一度、Oリングテストを行いました。
Oリングテストの結果ですが、先程との違いを確認します。
たいていの場合、この段階ではそう目立った変化は起こりません。
やはり、グッと、力が入りました。
 
次に、干渉役の方に、今まで生きてきた中で、もっとも腹立たしかったことを思い出してもらいます。真剣に、強く、強く、その時の出来事をイメージで再現してもらいます。こころの中では、以前のことが思い出され、怒りが煮えたぎっているような状態になりました。
 
この状態のまま、干渉役の方には、被験者の私の身体に触れて頂いて、そして、Oリングテストをしてもらいます。
 
ありゃ~~~ つい先程まで、しっかりと、指先に、グッと力が入っていたのに、今度は、ふぬけの状態ですよ。まったく、力が入りません。
 
それでは、次に、被験者の私が、丹田を意識して、もう一度、Oリングテストを受けます。
私の身体の中心である丹田に意識を向け、そして、そこが光輝いているとイメージしました。
 
こりゃ、また、不思議! 今度は、最初の時と同じように、グッと、力が入りました。相変わらず、干渉役の心の中は、怒り狂っているようですが、相手のネガティブなエネルギーの影響はまったく受けることがありません。
 
次に、被験者の私が、干渉役から1メートル離れました。気の毒な役回りですが、干渉役は、相変わらず、腹立たしい想いを持ち続けて頂きながら・・・ 再度、Oリングテストです。
 
丹田を意識しないでいると、干渉役から、1メートル離れても、やはり、ガクンと力が抜けます。しかし、丹田を意識すると、今度は、グッと、エネルギシュになります。
 
今度は、干渉役から、5メートル離れて・・・・
でも、結果は、1メートルと同じようなことになりました。
 
実験室が狭かったので、5メートル以上は離れられなかったですが、干渉役のネガティブな想いのエネルギーが強ければ強いほど、距離に関係なく、影響を受けるようです。
 
実際に、仲間を集めてやってみると、きっと実感が湧くと思いますが、他人のネガティブな意識エネルギーというものは、他方へ影響を与えるのがよく分かりますよ。
 
以前に何度か、お話ししましたが、誰かの影響を受けて、または、場の影響を受けて、急に具合が悪くなったりすることがありますが、このような場合には、他からのネガティブなエネルギーの影響を受けているときがほとんどですね。
 
この状態を「被った」とも言いますが、前にもお伝えしたような記憶があります。HPで、霊媒体質のことをお話しして以来、ときどきご相談頂くのですが、「私の霊媒体質はどうしたら、治るんでしょうか? 人に影響されやすくて・・・」とのことですが、その答えの1つが、今、ここに紹介されたということになります。
 
自分自身の丹田に意識を集中すれば、一切のネガティブな影響は避けられるということになりますでしょうか。
 
では、いよいよ、丹田の位置の確認ですね。中国系の気功や、武術や太極拳をやったことのある人だと、一度は習ったことがあるかもしれませんが、丹田は、おへその下、3cmくらいの正中腺状にあります。というのが一般的な理解ですが、しかし実際には個人差があり、人によりさまざまなようです。
 
ここだけの話ですが、何十人も、いや、何百人もお弟子さんを指導しているという太極拳や気功教室の先生であっても、自分の正確な丹田の位置を把握していないということがあるようですよ。その位、自分の丹田を正確に見つけるのは大変な作業みたいです。
 
たいていの場合、自分の丹田はここだろう。と認識しているポイントより、下にあることがほとんどです。それと、必ずしも、身体の正中腺上になるとは限らないようです。
 
丹田の正確な位置を知るには、先程のOリングテストを使うと、けっこうわかりやすいみたいです。もし仮に、自分の丹田を知りたかったら、Oリングテストの上手な人にお願いするといいみたいです。ちなみに、私自身はOリングテストは大の下手ですから、私にご相談頂いてもお役に立てません。トホホ~~
 
そして、左手をOリングテストをしてくれる検査役に預け、右手の中指の先をおへその下、1cmくらいの所に触れます。
 
声を出しても、「私の丹田はここです」と言います。
その次の瞬間に、検査役にOリングテストをしてもらいます。
 
中指の指先で指し示した箇所が丹田であった場合には、力がグッと入りますが、間違えていた場合には、ガクッと力が抜けてしまいます。
 
もし、抜けるようでしたら、更に1cm 程指先を下に移動させて、再びOリングテストをします。ダメなら、更に移動させて・・・と、 このようにして、自分の丹田を探してください。
 
やっと自分の中心(丹田)が見つけられたら、時々、そこに自分自身の意識を向けてみるといいのかな~ ちょっとした時間がありましたら、1人静かに、丹田を意識して、座ってみるのもお薦めです。もちろん、イスに座ってでも結構ですが、立ったまま、目を閉じて、自らの中心(丹田)に意識を向けてみるのもいいと思います。(丹田瞑想)
 
以前、丹田瞑想を実践しているという「ある方」から、素晴らしい体験報告を頂きました。この方は、以前は他人さまのネガティブの影響を受けてしまっていた為に、人混みではとても疲れやすかったそうですが、自分の中心(丹田)を意識したら、以下のようになられたそうです。実践すると、やっぱり、効果はあるんですね。
 
 以下、匿名ですが、頂きましたお便りの一部をそのまま引用します。
 
先週と今週は 授業参観がありましたが 終わってからぜんぜん疲れていなくて「あれ
?」という感じでした。
 
最近 とくに人ごみでは「中心」で教えていただいたように 丹田(とおもわれるあたり)に 光を意識するようにしています。そのせいか 少し以前まで感じていた首の後ろが重たくなる感じとか 「うー だめかも」という感じが ぜんぜんありませんでした。そういえば 全く大丈夫だったなーと 終わって始めて意識したという感じでした。
 
帰ってからも 今までのように 横にならずにはいられない という感じもなく すぐに
買い物にいけたりしたので ほんとうに 違う! という感じでした。ありがとうござい
ます。