NO.44 ひびき
先日、テレビを見ていたら、最近、引きこもりの生徒さんが多くなった。と、ある教育関係者の方が語っていましたが、子供だけでなく、大人でも、嫌なこと、辛いことがあれば、引きこもりたくもなりますよね。
何しろ、世の中は不景気だし、世界のあちこちでは戦争が止まないし、あまり楽しい話も少ないし、将来のことを考えると不安が先立ってしまっても、仕方がないでしょうか。
ある方から聞いた話なんですが、妄想話で恐縮ですが、20年位前の地球さんは、とても、悩んでいたそうです。その当時の地球さんの心境としては・・・
「いくら僕が一生懸命に頑張ってみたところで、僕の上に住んでいる人間さん達が、いっこうに改まらず、「歴史は繰り返す」というように、過去、数千年もの間、争いを繰り返してきたので、その都度、怨みや、憎しみの思い(エネルギー)が、僕のからだ(地球上)にも染み込んで・・・
ああ、僕が一生懸命にやろうとしても、人間さん達が僕の足を引っ張るし、公害汚染にも冒されてしまうし、もう、何をやってもダメかな~~ ほとほと疲れ果ててしまったな~と、地球さんが、引きこもり状態になってしまったんですって。
太陽さんや、お月さんや、他の惑星たちが、引きこもり状態に陥ってしまった地球さんに向かって「お~~~い、地球さんよ。頑張れよ~~~」と、励ましても、地球さんからは、「・・・」 とまったく応答がなくなってしまったそうです。
我々、人間が、日々の生活の中で、人と人とのコミュニケーションをしているように、太陽さんや、お月さんや、大空の星々達も、我々のように言葉こそ発しませんが、波動レベルで、響き合い、コミュニケーションをとっているのだそうです。
ですが、その時ばかりは、我々の大切なこの地球さんだけは、周りの星々と響き合わなくなってしまったそうです。まさに、引きこもり状態でした。
しかし、他の星々からの厚い励ましによって、徐々に元気を取り戻しつつあるそうです。それ以来、地球さんのエネルギーは、日々、上昇し続け、浄化作用が起こっているそうです。
病気も、トラブルも、すべてのネガティブな現象は、浄化作用の一貫として起こるとも言われていますが、まさに今、我々の目の前に現れてくる一つ一つの現象が、実は、地球規模での浄化作用の一貫とも言えるでしょうか。
浄化作用だなんて聞くと、嬉しい話のように感じられるかもしれませんが、浄化作用の一貫として表面に現れてくる現象においては、その当事者のご本人様にとっては、けっこう辛い内容であったりすることが多く、たいていの場合は、常識といわれる価値判断では、受け入れがたい出来事として感じられてしまうことがほとんどのようです。
私は、東洋医学に係わる仕事をしてきて、人の意識(潜在意識を含む)と病気について、いろいろと考えさせられる環境の中で暮らしてきましたが、確かに、病気自体は辛いものではありますが、しかし、視点を変えると、病気やトラブルは、やはり、浄化作用の一貫なんだろうな~~ と感じてしまうのです。
仮に、火のないところに煙は立たない。原因のないところから、結果は現れてこない。ということが事実であるとするならば、その人自身に現れた現象(結果)については、その原因となる部分が、その人自身のどこかに必ず存在している? ということになります。
また、仮に、地球さんのエネルギーが、日々、高まっているという現実の中では、我々の1人ひとりが自らの浄化について、あえて意図的にそれを意識しなくとも、嫌でも、何でも、地球上に暮らしている以上は、日々の生活の中で地球の意識エネルギーの影響を受けて個々のレベルにおいても自然に浄化作用が起こってしまい、そして、その為に、多少なりの苦痛を伴うことは避けられないようです。
正直に申し上げ、浄化はありがたいですが、苦しみは、嫌ですよね~~~
ならば、できるだけ苦しみを伴わない、楽な浄化の道はないものかと・・・
ついつい、臆病な私としては、辛いことはできるだけ避けて、そして、少しでも楽をしたいとの思いから、何か良き道はないものだろうかと、長年、浄化のプロセスを探し求め続けてきたというわけです。
私は現在、癒しに係わる気功という仕事に携わっていますが、その気功というものを私は、「病気を治す手だて」という視点からは捉えておらず、「浄化作用を速やかに促進してくれるもの」として考えています。
浄化作用は大いに歓迎するものの、それに伴う苦痛はできるだけ少なくしたい。という、ある意味、とても矛盾するような内容ではありますが、しかし、それが私の氣功でのテーマなのです。私にとって大切なことは、何よりもまず、出来るだけ苦痛を伴わない「浄化作用」であって欲しいな~~ ということなのです。
苦痛を伴う浄化作用だったら、地球上、至る所で目にするような気もしますし、できれば、そのような光景は、もう、この世から無くなって欲しいと思います。
浄化作用さえスムーズに進行すれば、いずれ起こるべきであろう「大難は小難」へ、「小難は無難」へと形を変えてくるでしょう。そして、最終的には、我々の一人ひとりが、本来のあるべき本当の姿に戻れたら・・
われ、自らの思いの澄みわたりて、源と一体なり。
われ、純粋なる創造の光なり。
・・・なんて、格好のいい事を、一度は語ってみたいですよね〜
もちろん、私自身がそうなること! を第一に目指しての日々の生活ではありますが、皆様とも共に、その道を歩みたらな~という思いから、この怪しげな(?)気の学校を書いている次第です。・・・と、ずいぶん立派なことを申し上げてはみたものの、実際にやっていることといえば、毎日、トンチンカンなことばかりで、トホホ~~ ですかね。
自分自身がクリアーになって、ハッピーになるには、自ら進んで浄化作用を速やかに施すことを、その為には、意図的に何かしらしなければならず、その為の手段として、気づきの瞑想であり、また、慈悲の瞑想でもあったという次第です。慈悲の瞑想、気づきの瞑想も浄化作用を促進してくれますよ! 後々、別の方法もご紹介させて頂きます。
ただ、いつも、いつも、毎度、お馴染みの気づきの瞑想、慈悲の瞑想ではね~~? と思いますでしょう。仮に、あなたが、いかにラーメンが大好きだとしても、でも、今晩もラーメン、明日の夕食もラーメン、その翌日もまたラーメン、・・・ と毎晩、毎晩、ラーメンでは、いくらラーメンが好きだという人でも、飽きてしまうかもしれませんしね。たまには、お寿司を食べてみたいなんて・・・
との配慮から、この度は新しい瞑想というか、浄化プログラムをご紹介しますので、興味のある方は、他の瞑想と併用しながらでも、実践されてみて下さい。なにか、いいことかるかもね。なんちゃって。
我々の潜在意識に蓄積しているネガティブエネルギー(病気やトラブルを生み出す原因)は、地球さんの浄化エネルギーの影響によって、我々が意識しなくても、また、意図的に何かをしなくても、自然に浄化されてしまいます。
しかし、その場合には、何度も同じことを申し上げて恐縮ですが、多少の痛みや、苦しみを伴ったりすることがあります。はっきり言って、自分自身が意図していない一方的な浄化作用は、楽な道ではありません。
しかし、自ら、一念発起して、「自分自身を清めよう!」との思いから、自からを浄化し始めた場合には、今までの私の経験からすると
大難は小難へ 小難は無難へ と、仮に、浄化作用が強く働いたとしても、それに伴う苦痛は極めて少なくなるようです。このページのタイトルが「ひびき」であるということから、今回は、「ひびき」の瞑想です。
そう言えば、気づきの瞑想をすると、いつでも眠くなってしまい、いびきをかいて、寝てしまうという方がいらっしゃると聞きましたが、これから紹介します瞑想は「いびき」の瞑想ではありません。(笑)
日本古来から伝えられた言霊(ことだま)を利用した「ひびき」の瞑想ですよ。
「 ひ~~ び~~~ き~~~~ 」
さて、
まず、自分自身の体の中心に直径5センチ位のパイプが走っていると思って下さい。
パイプオルガンのパイプをイメージしていただけるといいのかな~
そのパイプが、頭上から体内を貫通して、お尻を突き抜け、地球の中心まで繋がっていると思って下さい。我々、仲間内では、このパイプのことを、御柱(みはしら)と呼んでいます。
まず、両掌を丹田の高さのところにおきます。
そして、「スー」という音を発します。
その際、先程、イメージした御柱(みはしら)の丹田の高さの部分が「スー」の音で振動しているように、イメージ、もしくは、意識(そうなっているんだと思えば良いです)します。
次は、両掌を鳩尾(みぞおち)の高さのところにおきます。
そして、「オー」という音を発し、御柱(みはしら)の鳩尾の高さの部分が「オー」の音で振動しているように意識します。
次は、両掌を胸の高さのところにおきます。
そして、「アー」という音を発し、御柱(みはしら)の胸の高さの部分が「アー」の音で振動しているように意識します。
次は、両掌を喉の高さのところにおきます。
そして、「エー」という音を発し、御柱(みはしら)の喉の高さの部分が「エー」の音で振動しているように意識します。
最後に、両掌を頭上におきます。
そして、「イー」という音を発し、御柱(みはしら)の頭の高さの部分が「イー」の音で振動しているように意識します。
丹田から頭上まで、「スー、オー、アー、エー、イー」と、一息で行います。
息が長い人は、1回に10秒、 いや20秒、 いや、もしかして30秒くらいを掛けて行う人がいるかもしれませんが、身体の弱い人は、5秒くらいでも苦しくなってしまうかもしれませんが、くれぐれもご無理はなさらないで下さいませ。
「スー、オー、アー、エー、イー」と音を発して、その部位に手を移動させる件ですが、最初に、身体の部分に慣れるために、利用しますが、慣れたら、手は使わなくて、意識だけを移動させてゆきます。
だんだんに息が長く続くようになればベストですが、我慢大会ではありませんから、ご自分の体調に合わせてやってください。
「スー、オー、アー、エー、イー」を1セットとした場合、この瞑想を行うときは、1度に15セットを行います。(1日に15セット)
もちろん、これ(1日に15セット)を毎日、行われても結構ですが、時間のないひとでしたら、一週間に一度、たとえば、日曜日だけでも、これ(1日に15セット)をやってみてください。この瞑想での効果を出すためには、最低でも、一週間に一度は「いびき」の瞑想、いや失礼「ひびき」の瞑想の時間を設けてください。
この「スー、オー、アー、エー、イー」の呼吸を行うことによって、自らの御柱が浄化され、きれいになります。それと、「スー、オー、アー、エー、イー」と響かせた各箇所には、エネルギーの中枢センターが存在しますが、そこが刺激されて、自分の内側と、外との交流が可能となるそうです。
内と外が遮断され、自からが内にこもりきった状態では、5箇所の扉が「閉じたまま」という感じです。閉じているということは、篭もりきっているということでもあり、自らの内と外との間に厚い壁が出来てしまっていて、それが障害となって、自分以外の生きとし、生けるものとの交流が上手にできません。
最近では、人と接することが苦手というか、「人嫌い」で困っているという若者が増えているとか? 社会問題となりつつあるようですが、この「ひびき」の瞑想をされることで、改善されてゆくのではないかな~
先程までの「スー、オー、アー、エー、イー」の瞑想が第一段階だとすれば、次に紹介する瞑想はアドバンスコースです。
今度は、「スー、オー、アー、エー、イー」ではなく、「 アー、マー、テー、ラー、スー」と、御柱全体に対して、響かせます。(スオアエイのように、部分的に響かせるのでなくて、御柱全体に)
アマテラス ?
うん、どこかで、聞いたような?
神道系の言葉? 古事記とか、古い書物にでてきそうですね。
私には、詳しいことはわかりませんが、ある方からのお話しによると、アマテラスというのは、地球さんの未来の呼び名だそうです。
地球は今現在、進化しています。
一頃前は、地球さんのことを、「テラ」と呼んでいたそうです。
たとえば、太陽さんは、地球さんのことを「テラ 元気ですか~~~」と呼びかけていたそうです。
そして、今現在では、一段階、地球さんの意識がアップしたので、それに伴い、呼び名が「テラス」となったそうです。つまり、昇格したわけですね。
お相撲さんの世界みたいですね。
昇格すると、名前が変わるなんてね~~
そして、将来、この地球上から、一切の怨みや、怒りや、争いなど、ネガティブなことがまったく無くなったとしたら、その時、地球さんは、「アマテラス」として、光輝きだすそうですよ。
まあ、夢物語みたいなお話しですが、そんな時代が、本当に来るといいですね。私には詳しいことはよく分かりませんが、地球さんは、そのような方向に向かって、歩み始めているそうですよ。
ですので、我々としても、地球という大きな船に乗っているわけですから、船頭さんに従うしかありませんが、これから先の時代を楽しく生き抜くためには、個々人が、自らの内側にしまい込んでしまった怒りや、怨みや、不安や恐怖や、・・・など、ネガティブな感情や思いなど、いわゆる、心の「こだわり」をきれいするしか、道はないのかもしれません。
そりゃ~~ たいへんなことになったですね。
話が脱線してしまいましたが、「スー、オー、アー、エー、イー」が終わったら、次には、「 アー、マー、テー、ラー、スー」と、御柱全体に響かせます。こちらも、1セット15回行って下さい。
このとき、地球さんからの贈り物(ひびき)として、浄化のエネルギーを私たちに送ってくれるそうです。
身体がポカポカと温かくなる人、心が落ち着く人、気持ちがさわやかになる人、その他、諸々の感覚を味わうことがあるかもしれませんが、すべて、地球さんからのエネルギーにより、起こることらしいです。
「 アー、マー、テー、ラー、スー」と響かせる「ひびきの瞑想」ですが、こちについても、息の長さ等、適当なペースでペースで行って下さい。
ただ、一人暮らしならまだしも、家族と一緒の生活ともなると、やたらに、大きな声で、「 アー、マー、テー、ラー、スー」なんて、やっていると、家族から「お前は、いったい、どこの宗教に入ったんだ?」なんて、心配されても困るしね~~
声の大きさについてですが、その場の状況に合わせて適当な大きさでやってください。
最悪の場合、声を出さずに、心の中で「 アー、マー、テー、ラー、スー」と響かせても結構ですよ。また、「スー、オー、アー、エー、イー」についても、同様にお考え下さい。