NO.33 冬菊

 
先日NHKのテレビを見ていたら「サラリーマンの・・・」という番組がありました。
三夜連続の番組で、これからの時代をどうサラリーマンとして生き残れるか?
というような内容でした。
たぶん、多くの方が、この番組を見ていらっしゃったのだと思いますが。
 
その中で、印象的だったのが・・・
昔でしたら、年功序列制で、年をとれば段々に給料もそれなりに増えて・・・という感じですが、最近の傾向としては、能力に応じて、つまり、会社に対しての貢献度に応じて、給料やボーナスが支払われるというように変わりつつあるそうです。
 
その番組に、ある男性が登場しました。
その方の所属する会社では、会社への貢献度に応じてボーナスが支払われる仕組みとなっており、これまでの数年間はまったく、ボーナスが支払われなかったそうですが、ある企画が実り、昨年は5000万円ものボーナスをもらったそうです。
 
うらやましい限りですね~~
 
その5000万円をどう利用されるのだろうな? と思って、興味津々とテレビを見ていたら・・・
なんと、洗濯機1台を買っただけで、あとは、全部、貯金するそうです。
 
え~~、ビックリですね~~!
 
その理由としては・・・
将来、何があるか分からないから、その為に! ということでした。
 
そうだよね~
明日の健康、明日の幸せ、明日の・・・ 誰も保証してくれるわけでもないしね~~
 
世の中、不景気だよな~~ とは言うものの、ただ単に、不景気だから、思うように、お金を稼ぐことが出来ないかもしれない。だから、今、仮にお金を持っていても、そのお金を使う気にはならないですよ。という「不景気だから・・・」という単純な問題ではないんだよな~~ という感じでしょうか。
 
明日への不安! 将来への不安!
 
どうすれば、心穏やかに、激動の時代を安心して暮らせるのでしょうか?
 
数年前の元日に、ある方より、不思議な内容の年賀状を頂きました。
 
明けましておめでとうございます。とも書いて無く、ただ、俳句が書いてありました。
 
 冬菊の
 まとうにおのが
 光のみ       という俳句でした。
 
「冬菊」とは、その名の通り、冬に咲く菊の花のこと
「まとう」とは、「纏う」と書きますが、何かを身に着けるという意味、寒いときに、コートを身に纏うという感じでしょうか。「おのが」ですが、「己の」、つまり、自分自身の というような意味になります。
 
植物って、不適切な時期に花を咲かせると、自らの命に関わるようなことになるとか?
花を咲かせることが、逆に、命取りになる。というわけですよ。
 
広葉樹が、冬の寒い時期に、すべての葉を落として、身を縮こませ、寒さに耐えているように、季節外れの時に、自分を全開(エネルギー放出)してしまうと、寒さが身に染み込んできて、身が滅ぶということになるようです。
 
私たちだって、まさか、寒い時期に、裸になって、外で大騒ぎなんてこと、しませんよね。 ああ、そう言えば、日本のどこかに、そんな祭りもあったけ!
 
夏ならば、周りはとても暖かいし、大らかな気分で、身を全開しても、暖かさに包まれていますから問題はありません。植物なら、花を広げても、OKという感じでしょうか。
 
冬菊って、寒い、寒~い 時期に咲くんですから、なんたって、凄い! の一言!
この文章を読んでいて、そう思えてきたでしょうか?
そうなって頂かないと、話の次ぎが始まらないですよ~~
 
文章が下手なのか、それとも、あなたの想像力が・・・なのか? 
 
年賀状を下さった方って、冬菊を見て、何を感じたんでしょうかね?
 
世の中の情勢ですが、不景気というか、今現在も、これから先の数年間も、季節で言えば、まだ、まだ、冬みたいなものかな~~
まだ、まだ、春になるには、当分、時間が掛かりそうなことなのかな~~
 
その寒い、寒~い 冬の時期に、冬菊のように、寒さに負けずに、自らの花を咲かせて、人生を楽しく、健康に暮らせるには・・・
 
自らを守るのは、自らの内なる光!
もう、これに尽きますよ。と年賀状の主は、そのようなことを感じたのかな?
 
そう言えば、先日、日本航空で、「あわや、大惨事!」という事故がありましたよね!
 
たった10メートルという距離まで、お互いが接近したとか?
 
大けがをされた方もいらっしゃるようですので、一日も早いご回復を心より願います。
でも、衝突しなくって、本当に良かったですよ。 みんな無事で!
 
このニュースを聞いたとき、私の脳裏には、こんな思いが過ぎりました。
その2機の飛行機には、冬菊のように、光に包まれた人達が搭乗されていたのだろうな~~
 
突然、話が脱線しますが・・・
平安の時代、最澄と、空海という二人のお坊さんが船に乗って、唐(今の中国)に、航りました。たしか、4艘の船で出発したとか? たぶんね。
 
途中、大荒しにぶつかり、4艘で出発した一行も、唐に着く頃には2艘となってしまいました。他の2艘は沈没してしまったとか!
でも、最澄と、空海の乗っていたお互いの船だけは、沈まなかった!
 
将来、国の宝になるような人だから、その当時のお二人も、冬菊のように、光に包まれた存在だったのだろうな~~ お二人のように、光に包まれた人って、どんな事があっても、絶対に、助かるような気がします。とても信じて頂けないような話ではありますが、光の存在って、そのくらい信頼に値する確かなモノなのかもしれませんね。
 
冬菊が、自らの命を光に守ってもらっているように、私たちだって、内なる光に、自らを守ってもらっているらしいですよ。
 
もし、そうだとしたら、もしも自らの「内なる光」が輝きを増してきたら
 
病気だって、治るのかな~~?
経済的に困っていても、お金が回ってくるのかな~~?
人間関係のトラブルも、解決するのかな~~?
内なる光によって、奇跡が起きたらいいですよね~~
 
効果があるか、どうかは定かではありませんが、私自身が時々やっていることをご紹介致します。とっても、簡単です。
 
自分自身の胸の辺りを意識して、胸の内側が光に輝いているイメージを持って、その光に対して、「内なる光よ。私を常に見守り、幸せに導いて頂いてありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます。・・・」と唱えます。
 
いつやるとも決めたわけでもなく、何となく、フッと気が向いたときに、このようなことをやっています。光の色ですが、自分自身の好きな色の光でいいそうです。もし、興味がありましたら、ぜひ、真似してやってみて下さい。何か、いいことあるかもね~
 
私の知り合いに面白い人がいて、人から発するエネルギー状態を、肉眼で物を見るように見ることができるんですよ。仏像を見たことがある人ならば、イメージしてもらえるかと思いますが、仏像と同じように、どの人にも後光(オーラー)のようなものがあり、その人自身からその人に相応しい色の光を放射しているということらしいで。
 
ただし、人により個人差があり、オーラーが大きく広がって、光輝いている人と、そうでない人と、さまざまだそうですが、内なる光が輝きを増すことによって、オーラーの輝きも増すということでした。
 
近々「NO36エゴとは」というタイトルで「エゴ」のことについて載せますが、この「エゴ」が強い人は後光にあまり広がりがなく、また、輝きもなく、薄暗く、それに対して、エゴの小さい人は後光が大きく広がっていて、眩しいくらい輝いているそうですよ。