腸内細菌の助けを借りる

 
 
どのようにお酒が造られるか、ご存じですか? 
 
先日まで、NHKの朝のテレビドラマ「甘辛しゃん」という番組で放送されていましたね。それを見ていた人ならピンときたかと思いますが、小さな小さな生き物、微生物(酵母菌)が お米 を発酵させ、 お酒 に変えていたのです。ビール もそうです。焼酎もそうです。おアルコールではありませんが、みそやお酢もそうです。
 
こればかりはいくら科学が進んだ時代とはいえ、我々の知恵が彼ら微生物の代わりをすることはできないようです。
 
何でも自分でやるんだ! と力まずに、頼れる部分については肩肘張らずに頼った方が良いということもあります。協力してもらえるそうなことは素直にそれのお世話になった方が、物事が楽に運ぶこともあります。
 
何から何まですべてを、自分一人の力でやろうとすると疲れ果ててしまいます。自然界には役割分担というものがありますから、腸の健康に関して、彼ら微生物の働きに委ねてしまった方が楽と言えるでしょうか? 彼らを信じて、お任せでき内容はお任せしてしまいましょう。
 
うまく腸の健康を保つのも、うまいお酒を造るのも、どちらも小さな小さな微生物の助けを借りないと上手くできません。微生物の影響は、悪い面ではエイズ、コレラなど人を恐怖に陥れますが、その反面、うまく彼らに協力してもらうと快適な生活が送れます。
 


善が勝つか 悪が勝か

 
私たちの腸の中では、善玉菌と悪玉菌との間で、たえず勢力争いがおこなわれています。見て見ぬ振りをしていると、どうしても悪玉菌優勢になってしまうご時世です。
 
せめて私たちにできることといえば、善玉菌の味方になってあげることでしょうか。